婦人科の腫瘍の中で、最も多いのが子宮筋腫。
生理がある女性の4人に1人は子宮筋腫があると言われてます。
一概に「子宮筋腫がある」といっても、そのありようと出る症状は人それぞれ。
本当に「筋腫がある」だけで無症状な人もいます。
一方で、「生理痛が重い」「出血が多い」「貧血がひどい」「頻尿」「便秘」「腰痛」などの症状があり、生活に支障をきたす人もいます。
わたしがどんな感じだったのか、お伝えします。
子宮筋腫の症状 わたしの場合
筋腫は子宮のどこにできるかで、症状の出方が違うのです。
子宮の筋肉の中にできる「筋層内筋腫」は小さいうちは無症状が多いけど、大きくなると経血量が増えるとか。
子宮の内側にできる「粘膜下筋腫」は小さくても重い症状が出るとか。
わたしは１回目も２回目も、子宮の外側にできる「漿膜下筋腫」でした。
「筋層内筋腫」「粘膜下筋腫」と違って、「漿膜下筋腫」がいちばん症状が出にくいようです。
とはいえ、わたしの場合はめちゃくちゃ大きく筋腫が育ってしまったので（ラグビーボール大･･･）、様々症状がありました。
ただその症状が「普通とは違う」ことに気付いてなかったので、「筋腫がある」と診断されるまでは「症状」とは認識していませんでした。
生理や婦人科系のことって、ほかの人と気軽に話せることでもなくて、「自分のこの症状は一般的なの？」と不安になりやすいので、誰かの参考になればとわたしの症状をまとめてみます。
わたしの子宮筋腫
■漿膜下筋腫 子宮の外側にできるタイプ
■多発性 小さいものから大きいものまで、たくさんできてました
■超巨大 1回目は10cmぐらいのが複数、2回目は20cmのを筆頭に複数・総量5kg
■2回目は卵巣嚢腫もあり（ただしMRIでも見つけられないほど小さいもの）
生理について
生理痛
１回目のときも２回目のときも、ほぼ生理痛はなかったです。
友達が「生理痛がつらい」と言ってるのが「？」な状態でした。
経血の量
ほかの人と比べたことはないのですが･･･「多い」んだと思います。
１回目の20代のときは･･･
昼
２日目は、夜用で１時間持つかどうか。ひどいときは夜用を２枚ずらして貼り付けてました。
仕事中に「どぷっ」と出る感触があると、漏れてないかどうか、服を汚してないか、毎回ヒヤヒヤ。
服を汚したこと、何度もあります。生理中は濃い色の服しか着れませんでした。
会社の椅子を汚してしまったこともあります･･･あの時は消えてなくなりたかった･･･
夜
夜用を２枚ずらして貼り付けてました。
それでも朝起きたら、パジャマやシーツに血がついていることのほうが多かったです。
生理用ナプキンの「多い日の昼用」を使い始めるのが４～５日目ぐらい。
「普通の日の昼用」は何のためにあるんだろうとずっと思っていました。
「レバー状のモノ」も、毎回出ていました。出るのが当たり前と思ってました。
高校生ぐらいから、量は多かったと思います。（成長期で安定してなかったのもあると思いますが）
わたしの場合、症状が出にくい「漿膜下筋腫」ですが、巨大筋腫だったため、子宮が大きくなり、経血の量も多くなっていたのかな、と。
でも、ほかの人と比べることなんてなく、わたしにとってこれが普通だったので、子宮筋腫の症状だなんて、診断されるまでは想像もしませんでした。
アラフォーになった２回目は、体の老化（･･･）もあってか、20代の時と比べると経血量は多くはなかったです。
とはいえ、2～3日目の昼は「夜用」を使ってますけれども。
貧血
経血量は多かったんですが、貧血の症状が出たり診断されたことはなかったです。
健康診断でも、いつも問題なし。
頻尿
1回目の時のことは覚えてないのですが、2回目の時は、明らかに「頻尿」でした。
MRIで見ても、筋腫が大きすぎて膀胱を圧迫しまくってたので、貯められる量が少なかったんでしょうね。
ちょっとしたことで尿漏れすることも多く、CMでよく見る老化なのか･･･！？と思ってましたが、これも膀胱が圧迫されていたためかと。
手術はしたことで、トイレの回数は激減し、尿漏れすることもなくなりました。よかった･･･！
腰痛
あります。
でも筋腫のせいなのか、姿勢が悪いせいかはわかりません･･･。
おなかが出ていた
２回目の時は、おなかの中に20cm、13cmの巨大筋腫があったので、おなかが妊婦さんのように出ていました。
寝ても引っ込まず、明らかに「何かがある」とわかるぐらいに。
手術によってこれがなくなったのが、一番うれしかったことです。しかし脂肪によってまた･･･（涙）
まとめ
生理のことって、「普通かどうか」って本当にわかりにくいし、自分にとっては「当たり前」だったりするので、気づきにくいことも多いと思います。
だからこそ、ちょっとでも不安に思ったら、婦人科で見てもらうのがいいのかな、と今となっては思いますが、そもそも婦人科に行くこと自体が不安でもあるので、難しいですよね。
20代のわたしに「婦人科行くといいよ」と言っても行かないだろうと思います。。
今は、本でも体験サイトでもいろいろな情報を確認することができるので、まずはそういうところで調べてみるといいかもですね。
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