これまでの記事にも書いてきましたが、子宮筋腫があるとわかったとき、たくさんの本を読みました。
1回目の手術は2003年で、今ほどネットの情報は充実してなかったので、本で知識を得ました。
2回目の手術のときは、1回目の知識があり、ネット上に体験談がたくさんあったので、ネット中心に情報を確認してました。
でもネットで情報を得るときって、どうしても「自分の見たい情報」に注目してみちゃうんですよね。
すぐに取捨選択ができるから、見たくない情報は無意識に避けてしまうというか。
経過観察を続けていこうと心を改め、このブログも再開したので、もう一度本で知識の再確認をしました。
何冊か読んだうち、わかりやすくためになった本を2冊ご紹介します。
(どちらも地元の図書館にあった本です)
自分のからだのこと、自分でしっかりと判断できるように、ある程度の情報はネットでも得つつ、1冊本を読んで知識を整理することをおすすめします。
おすすめ① よくわかる最新医学 子宮筋腫
2人の産婦人科医が書かれた「よくわかる最新医学 子宮筋腫」
子宮筋腫とはどんな病気なのか、どんな症状があってどんな治療ができるのかが、丁寧にわかりやすく書かれています。
子宮筋腫で不安な人が気になる点を説明してくれているので、1冊読むだけで、どんな病気なのか、これからすべきことをとらえることができます。
・どんな症状があるのか
・婦人科ではどんな検査がされるのか
・どんな治療法があるのか
・どういう場合に手術を選ぶのか
・妊娠出産への影響はあるのか
わたしがこの本いいなと思ったのは
・病院の選び方と、避けたほうがいいドクター
「ベストな治療法を見つけるなら医師と二人三脚で」と書かれています。
手術するのかしないのか、子宮をとるのか残すのか、1つ1つの選択の影響が大きい子宮の病気だからこそ、信頼できる病院・医師と出会うことが大事ですよね。
医師の目線で書いてくださっているのですが、わたしの思うポイントと同じだったのですごく納得できました。
・選択フローチャート
治療法を考えるときの目安となるフローチャートがたくさん出てきます。自分の状態を落ち着いて確認できるのでよかったです。
わたしの場合は、1回目も2回目も、開腹での筋腫核出術がよい、となります。
・子宮筋腫の大きさの表現方法の解説
超ピンポイントですみません。でも、「鶏卵大」とか「〇cm」と言われても、よくわからなかったんですよね。大きいと言われるから大きいんだろうな、ぐらいしか把握できなくて。
「鶏卵大」のような表現のときは「子宮含めた大きさ」、「〇cm」の表現のときは「筋腫だけの大きさ」のことが多いようで、納得しました。
ちなみに、おなかの上から自分でも筋腫がさわれたら「赤ちゃんの頭大」のようです。わたしはこれ以上でした。(もちろん触ってはっきりわかりました・・・)
おすすめ② 子宮筋腫 体験者と専門医が教える治療法
医療ライター(子宮筋腫手術経験あり)と産婦人科医が書かれている本です。
この本のいいところは、子宮筋腫経験者の体験談が豊富なこと。
座談会形式で、
・なぜ筋腫があるとわかったのか
・どうやって病院・医師を選んだか
・どうやって治療法を選んだか、どんなことに悩んだか
・診察を受けるときの工夫
などが語られています。
経験者が、悩みながらどう進んできたのかがわかり、とてもためになりました。
わたしもすごく悩み、考えながら進んできました。その過程はこのブログにまとめていますが、人によっても悩みポイントは違うので、いろんな人の体験談に触れられるのはとてもいいですね。
また子宮筋腫持ちの方がよく悩むことについて、経験者が「自分はこう悩んでこうした」とアドバイスしているのも、気持ちがわかるからこその回答で、ためになりました。
子宮筋腫って周りの人に相談しにくい病気かと思うので、体験談目線での本は、心のモヤモヤが少しでも晴れるのに役立つのではないでしょうか。
古い本(2002年刊)なので、新刊は売ってないのかも。図書館にあるかもしれませんね。
悩んでいる皆さんの選択の手助けになりますように。
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