おとんの手術で思い出す

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父が膵臓癌の疑いがあり、検査だけでは確定できないということで、先日開腹手術をしました。

手術の結果、癌ではなく、必要な処置はしていただいたのでとりあえずは一安心なのですが、1年前の自分の子宮筋腫での手術のこと、いろいろ思い出しちゃいました。

父の手術日、ちょうどワタシの夏休み期間だったので、実家に帰ります。

手術の前日、不安いっぱいの父。

「麻酔って痛いんやろ? すぐ眠るんか?」 

「背中がズキッて痛いんやろ?怖いわぁ」

「手術おわったあとも痛いんか?」

「すぐ歩かなあかんのやろ? 大丈夫なんか?」

入院は何度か経験してるけど手術は初めてで、ネット検索が趣味な父は手術についてたくさん調べたようです。

気持ちわかる! ワタシもめっちゃ検索した! やっぱり親子!

開腹手術2回経験の娘。自信満々に体験談を。

「麻酔、ズキッとするけど、気づいたら手術終わってんで。一瞬や」

「手術のあとは背中の麻酔効いてるから、むしろ痛くない。痛いのは薬切れてからや。でも薬のおかわりできるみたいやで」

「すぐ歩かされるで。ワタシは歩けんかったけどな。歩いておなら出さんとご飯食べられへんのや。ワタシは3日絶食やったで」

「歩くのな、最初は薬効いてるから痛くないで。でもそのあとは痛いでー。でも歩かなあかんのや! でも歩き過ぎたらワタシみたいに傷開くで・・・」

安心させたいのか不安にさせたいのか、配慮のない娘です・・。

手術当日。

朝一で手術室へ。8時間の手術予定です。ワタシが予定2時間、結果4時間だっので、かなり長い。

家族は手術控室か、電話呼び出し5分で来れる範囲にいてくださいってことで、結局ずっと控室でパズル雑誌解いてました。

8時間もあるなら美味しいランチ食べに出かけちゃう?と前日までは母といろいろ妄想してたけど、やっぱりそんな気持ちにはなれず・・。

専門の大病院だし、ベテラン先生で信頼してるし、手術に不安はないけど、でも何かあったらと思う気持ちは全ては拭えず・・。

今回ワタシは母と一緒にいれたので不安を分け合えれたけど、ワタシの手術の時は母はこの気持ちを一人で我慢してくれてたんだなと、今更ながらの感謝です。

8時間後。

他のご家族の手術は全部終わり、最後にうちの父も無事終わりました!

先生からの説明、そして摘出した臓器ご対面の時間です。

自分のは写真で見ただけなので、初めてのご対面。ドキドキソワソワ。

うん、グロイ・・。あれ、でも思ったほどグロくはない?  むしろきれい? よくわかんない感覚になりながら、無事手術が終わった喜びをじんわり噛み締めます。

30分後ICUで父とご対面。意識もはっきりしてて一安心。

年も年なので、回復には時間もかかるし大変だろうけど、日にち薬なのでがんばれー! ゆっくりでもちゃんと回復するからね!!

手術する側も、それを待つ側も、どっちも体験した身として、どっちも大変でしんどくて、だからもう、どっちも経験したくない〜〜!

自分のカラダ、大事にしていきます!

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